MaschineやMaschine MikroなどのドラムパッドタイプのMIDIコントローラーは、ドラム出身の人からするとかなり重要な打ち込み機材ですよね。
そのドラムパッドも各メーカーによって価格やパッドの質感、できるコントロールの幅も違うので初めて打ち込み用のドラムパッドを買うときは悩むものです。
初めての機材で何万円もする機材を買えないので、
- できるだけ安い
- コンパクト
- パッドの質感がいい
そんなアイテムを求めているなら今回ご紹介するMIDIコントローラー「AKAIのMPD218」が一番おすすめです。

今までMaschine系列のパッドをメインで使っていたのでこのMPC系列のパッドを使ったことがなかったんですが、「この価格帯で感度がかなりいい」と評判だったので初めて購入してみました。
ちなみに他にも上位機種が二つ。
上位機種はコントロールできるノブやフェーダーが多かったり、パッドがカラーだったりしますね!
評判通りの感度と使用感で、しかもこのコンパクトさがかなり絶妙なアイテムなので、低価格帯でいいパッドを探している方はこちらを検討してみてはどうでしょうか?
- 打ち込みといくつかのオートメーション書ければいい
- フィンガードラム練習用と割り切ってコンパクトに使いたい
- iPhoneでフィンガードラムしたい
こんな人にはオススメできるドラムパッドです。そんなMPD218のファーストインプレッションとレビューです。
MPD218使用感レビュー

まず、特筆すべきはこのコンパクトさ。僕のメイン機であるMaschine MK3はパッドの感度も最高ですし、コントローラーとしてかなり操作性が高いのが特徴ですが、なんせ場所をとります。
ですが、このMPD218はこのサイズ感。
MacBook Pro15インチと並べてみるとこんな感じ。小さいのがわかるでしょうか?

Maschine MK3と比較するとこんな感じですね。サイズ的にここまでコンパクトで軽いのはなかなかありません。

パッドの質感はゴムっぽい感じ。Maschineと比べて叩き心地はちょっと硬めですね。個人的にホコリがたまりやすいのが気になります。

横のアサインできるノブは質感がかなりいいですね。値段の割に安っぽい感じはなく、ロータリーノブになっていて重めな操作性が高級感があります。(フィルターのカットオフとかアサインしてやってみたらロータリーじゃない方が良かったことに気づきましたが…)

基本的には16パッドが3グループ。48のアサインが可能です。他にはノートリピートやフルベロシティ固定が可能です。この手のパッドコントローラーでノートリピートがついているのは嬉しい。

パッドの感度は良好。Maschine MK3に比べると劣りますが、打ち込みやフィンガードラムには十分な感度ではないでしょうか?Maschineが100だとすると90くらいの感度といった印象。Mikroは85くらいですかね。Mikroよりいい感じの印象です。

ただ、このパッド自体に個体差があるらしく、当たり外れがあります。中古でもよく出回っているので買ってみてダメなら売って買い直すのも一つかと思います。Maschineとの叩き心地は違いますが、慣れるとMPCのパッドもいいですね。
※2020/04/03追記:ちょっと分解して改造すると意外と感度が良くなったりするので、自己責任でやってみるのもありです。

あと外部接続機器によってはこれiPhoneとかでも使えるので最小のドラム構成が可能です。パソコンがなくてもiPhoneのGarageBandとかでフィンガードラムの練習もできるので、
- iPhone
- MPD218
- Lightning接続のオーディオインターフェイス
があればどこでもフィンガードラム練習ができます。
※2020/04/03追記:下記のようなUSBーLightningのケーブルを使えばiPhoneやiPadと接続できます!
MPD218のイマイチなところ
使ってみて感じた不満点がいくつか。
MIDIコントローラーを自分の好みにカスタマイズするエディターが使いづらくてわかりにくいというところ。Logic Pro Xで使うときはカスタマイズ必須です。

各パッドを選択して【MIDI NOTE】を変更するだけなのですが、Maschineの時より複雑に。パッドのカラーも赤一色なのでどのパッドに何がアサインされているか、視覚的に理解しにくい点ですね。
変更したいパッドを選択して、左上のMIDI NOTEを任意の数字に変更します。(例えばここにスネアを入れたければスネアに該当する数字を入れる)

下の表を参考にしてナンバーを入れてみてください。スネアなら太字にしてありますが38ですね。MIDI NOTEに38を入れます。
| No. | English | 日本語 |
|---|---|---|
| 35 | Bass Drum 2 | バスドラム 2 |
| 36 | Bass Drum 1 | バスドラム 1 |
| 37 | Side Stick | サイドスティック |
| 38 | Snare Drum 1 | スネアドラム 1 |
| 39 | Hand Clap | 手拍子 |
| 40 | Snare Drum 2 | スネアドラム 2 |
| 41 | Low Tom 2 | ロートム 2 |
| 42 | Closed Hi-hat | クローズハイハット |
| 43 | Low Tom 1 | ロートム 1 |
| 44 | Pedal Hi-hat | ペダルハイハット |
| 45 | Mid Tom 2 | ミドルトム 2 |
| 46 | Open Hi-hat | オープンハイハット |
| 47 | Mid Tom 1 | ミドルトム 1 |
| 48 | High Tom 2 | ハイトム 2 |
| 49 | Crash Cymbal 1 | クラッシュシンバル 1 |
| 50 | High Tom 1 | ハイトム 1 |
| 51 | Ride Cymbal 1 | ライドシンバル 1 |
| 52 | Chinese Cymbal | チャイニーズシンバル |
| 53 | Ride Bell | ライドベル |
| 54 | Tambourine | タンバリン |
| 55 | Splash Cymbal | スプラッシュシンバル |
| 56 | Cowbell | カウベル |
| 57 | Crash Cymbal 2 | クラッシュシンバル 2 |
| 58 | Vibra Slap | ヴィブラスラップ |
| 59 | Ride Cymbal 2 | ライドシンバル 2 |
| 60 | High Bongo | ハイボンゴ |
| 61 | Low Bongo | ローボンゴ |
| 62 | Mute High Conga | ミュートハイコンガ |
| 63 | Open High Conga | オープンハイコンガ |
| 64 | Low Conga | ローコンガ |
| 65 | High Timbale | ハイティンバル |
| 66 | Low Timbale | ローティンバル |
| 67 | High Agogo | ハイアゴゴ |
| 68 | Low Agogo | ローアゴゴ |
| 69 | Cabasa | カバサ |
| 70 | Maracas | マラカス |
| 71 | Short Whistle | ショートホイッスル |
| 72 | Long Whistle | ロングホイッスル |
| 73 | Short Guiro | ショートギロ |
| 74 | Long Guiro | ロングギロ |
| 75 | Claves | クラベス |
| 76 | High Wood Block | ハイウッドブロック |
| 77 | Low Wood Block | ローウッドブロック |
| 78 | Mute Cuica | ミュートクイーカ |
| 79 | Open Cuica | オープンクイーカ |
| 80 | Mute Triangle | ミュートトライアングル |
| 81 | Open Triangle | オープントライアングル |
「入れたけどスネアの音がならない!」と思うでしょうが、このデータをMPD218に転送する必要があります。
【File】→【Send To Hardware】を選択して、

SEND PRESETの【SEND】をクリックします。するとデータが送られるのでパッドを叩くとスネアの音がなるはずです。

これでLogic Pro XやGarageBandでもドラム編集ができるようになりました。僕もバッチリ把握しているわけではないですが、これでどうにか普通にドラム叩けるようになりました。
パッドが編集し終わって、これを保存するときは同じ【File】→【Save As】からできます。このファイルがパソコンにも残るので、変更してもまた同じレイアウトに変えられます。

あとはベロシティ固定にするとたまに誤動作として2発打ち込まれたりすることがあるので、叩き方の問題か、感度の問題かわかりませんが叩き方を意識しないといけないかも。
ずっと叩いてれば慣れるので違和感程度ですが、個体差があるというのは否めないですね。当たり外れはありそう。
それでもフィンガードラムの練習にはなるので楽しいです。撮影はミニ三脚と100均一のスマホホルダーでやってます。
片手で撮りながら片手で叩くのとかむずいな。#自宅でドラム中毒#フレーズ1 pic.twitter.com/H43EhH5Frt
— シゲ (@piece_hairworks) 2019年1月5日
フィンガードラム練習!Logic Pro Xで録りながらやると後で見返せて便利ヽ(=´▽`=)ノ#フィンガードラム #指ドラム #MPD218 #自宅でドラム中毒 #フレーズ2 pic.twitter.com/16d0TXXA2W
— シゲ (@piece_hairworks) 2019年1月6日
フィンガードラム練習!三連符あってんのかどうかは謎。#フィンガードラム #指ドラム #MPD218 #自宅でドラム中毒 #フレーズ3 pic.twitter.com/3kUyFnP9xg
— シゲ (@piece_hairworks) 2019年1月7日
フィンガードラム練習!六連符むずいし、もたつくなあ…。もっと安定するように練習が必要だ( ´∀`)#フィンガードラム #指ドラム #MPD218 #自宅でドラム中毒 #フレーズ4 pic.twitter.com/RlNxWnSwir
— シゲ (@piece_hairworks) 2019年1月8日
安くてコンパクトでフィンガードラムできる最小構成はMPD218

持ち運びにも便利だし、打ち込みとフィンガードラムに関してはこれが最適解だと思います。ゴーストノートも練習すれば行けそうだし、「一台あると便利」というアドバイスをもらったんですがまさにその通り。
フィンガードラムの練習やデスク上のスペースの節約にも、こういう引き出しに入るくらいの本格的なドラムパッドがあるとかなり便利ですね。
これにオーディオインターフェイスをかませてiPhoneがあれば外でも十分に練習ができるので、上達への第一歩だと思われます。暇な時間を利用してフィンガードラムを日常的にできるのは嬉しい。
これからフィンガードラムを始めてみたいって人には一番おすすめなのがMPD218ですね。

