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写真にできること

「子供ができたから」という理由でちょっといいカメラを買うお父さん・お母さんは多いと思います。何を隠そう、もちろん僕もその一人です。

そんな写真を家族で見返したり、プリントアウトして飾ってみたり、SNS・ブログに投稿したりとその楽しみ方は多岐に渡ります。ましてや今はデジタルが主流なのでいくらでもデータとして残すことができます。

普段は僕も家族の写真をメインに撮っています。ただそれだけ、まあ簡単にいうと自己満足ですね。

ただそれだけだったんですが、「写真を撮り続けていてよかった」と思えることが先日あったのでシェアできたらと思います。

日常を撮り続けること

僕の奥さんの実家には二匹の犬がいます。ユキちゃんとウミちゃん。僕は詳しくないので犬種はわかりませんが、わたあめみたいな犬でした。

僕がカメラを始めて子供を撮り始めるのと同時に、よく撮っていました。ペットって子供に次ぐ最高の被写体ですよね。

子供の成長を共に見守ってくれました。

そのうちの一匹であるユキちゃんが先日亡くなったと知らせを受けました。13歳だったそうです。飼い主である奥さんの妹の布団の中で、朝起きたら亡くなっていたということでした。

もともと病気もあって、ご飯もあまり食べられなくなっていたと話は聞いていたので「いよいよ覚悟しておかないと」と話していたのですが、あまりにも急な訃報でした。

僕はペットの死を経験したことがありません。こういう時、みんなにどんな言葉をかけていいのかわかりませんでした。

写真にできること

その日から「僕にできることはなんだろう」とずっと考えていました。

何気なく開いたGoogleフォト。

たくさんの子供の写真の中に写るユキちゃん。意識して撮っていたわけではないけれど、そこには元気なユキちゃんがちゃんと残っていました。

僕にできることはないか。この写真でできることはないか。そう思ってデータの中に残るユキちゃんの写真を集めました。そしてその写真で簡単なアルバムを作りました。

僕の撮ったユキちゃんの写真。まだ元気だった頃のふわふわしたわたあめのようなユキちゃん。

その写真はずっと家族の元に残る。

もちろん家族のiPhoneの中にはもっとたくさんの写真が残っているけど、いずれデータの中に埋もれて行って見つからなくなる。検索することだってできるけど、膨大な写真からみたいデータを見つけることは簡単ではありません。

でもアルバムにしておけば大丈夫。いつでもあの時のユキちゃんに会える。あの元気な頃のまま。たくさんの思い出を連れて。

でももう、ユキちゃんの写真は撮れないんです。

奥さんの家族は喜んでくれました。

言葉では伝えられないことがあったとしても、写真だったり、手紙だったり、絵を描いたり、音楽を奏でたり。何かしらの形で相手に気持ちや思いを伝えることはできると思います。

「写真にできること」

記録に残すだけではなく、その時の感情や思い、記憶も蘇らせてくれる。

自分の趣味が誰かを支えたり、笑顔にさせたり、苦しみを癒したりできる。そんな貴重な体験でした。

写真を撮り続けていてよかった。

もっと写真を撮ろう

シゲ
シゲ
家族や大切な人の写真、もっと撮りませんか。スナップでも記念撮影でも。せっかく写真を撮る趣味に出会えたんだから、もっと写真を撮りませんか。

写真を趣味にする一個人として偉そうなことを言うつもりはありません。でも写真を撮ることが楽しいと思うなら、きっとできることがある。

きっと自分にしか撮れない写真があるはず。「いつでも撮れるから」と思っていましたが、明日のことは誰にもわからない。もう撮れなくなるかもしれない。

そんなことを考えさせられる出来事でした。

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